マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラ監督が、プレミアリーグ第28節リヴァプール戦を前にした記者会見に登壇した。8日、イギリスメディア『デイリー・メール』などが報じている。
プレミアリーグで2位につけるマンチェスター・シティは、10日(日本時間11日24時45分)に第28節でリヴァプールとの首位攻防戦に臨む。これまで幾多もの名勝負を繰り広げてきたグアルディオラ監督とリヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督だが、クロップ監督が今季限りでの退団を発表していることから、両監督の対決が最後になる可能性もある。
グアルディオラ監督は、クロップ監督について質問を受けると、「ユルゲンの(退団という)決断を完全に尊重している。彼と話したけれど、遅かれ早かれ戻ってくるだろうと感じた。彼はサッカーが大好きで、その理由を完璧に説明してくれたよ」とコメント。そして、「もしかしたらFAカップで会えるかもしれない。そのうちわかるよ」と、両チームともに準々決勝まで勝ち上がっているFAカップでの再戦の可能性にも言及した。
そして、『クロップ監督が退任すれば、自身のシティでの仕事が楽になるか』との質問を受けたグアルディオラ監督は、「私も知りたいが、そうは思わない。リヴァプールは常にリヴァプールだし、優勝候補は常に存在する」とリスペクトを語った。
なお、今回の対決を前に、両チームの選手がインタビューで語った内容が物議を醸している。先にリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドがシティについて「両クラブの経済的状況を考えれば、僕たちのトロフィーはファンと我々にとってより大きな意味を持つ」と発言すると、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドが「僕は加入1年目でトレブル(3冠)を勝ち取った。かなり良い気分だったし、彼にこの気持ちが正確にわからないだろう」と応戦し、ルベン・ディアスもこれに続いた。
試合前からメディアを通した舌戦がヒートアップする中、アレクサンダー・アーノルドの発言に対するコメントが求められたグアルディオラ監督は、「彼が早く回復して、できるだけ早くピッチに戻ってくることを祈っている。次の質問を」と短く回答。相手の発言がモチベーションになることもないと受け流していたようだ。