シャンクも飛び出し「ひどすぎた」 12年ぶり復帰のアンソニー・キムは“+6”で最下位発進

<LIVゴルフ第3戦 at サウジアラビア 初日◇1日◇ロイヤル・グリーンズGC(サウジアラビア)◇7048ヤード・パー70>

LIVゴルフで12年ぶりの競技復帰を果たしたアンソニー・キム(米国)だったが、初日のスコアは「76」。6オーバー・54位の最下位に沈んだ。トップに立っているジョン・ラーム(スペイン)とアドリアン・メロンク(ポーランド)とは実に14打の差がついている。
キムは「このスコアにはもちろんがっかりしている。だけどスコアよりは良いプレーをしていたんだ」と2012年以来となる実戦を評した。そして「もったいないミスが多くて…。まだまだ積み重ねなければならないものがある。好調からはそう遠くないのに、このスコアはとても残念だ」と悔しがる。

18番パー5からのスタートで出だしからボギーを叩くと、5番パー4のセカンドショットではフェアウェイから大きく右に飛ぶシャンクも出てしまった。このプレーについて、テレビ放映の解説に登場したLIVゴルフCEOのグレッグ・ノーマン(オーストラリア)は「ドローンが気になった」と説明している。

このホールをボギーにしたが、すぐに6番パー4では7メートルを沈め、結果的に唯一となってしまったバーディを奪った。7番から3連続ボギーにすると、その後も取り戻すことはできなかった。ラウンド後のキムは「自分に期待していなかったといえばウソになる。悪くてもイーブンパーくらいでは回れると思った。フェアウェイからアイアンショットがひどすぎた」と肩を落とす。

キムが最後のツアー競技をプレーしたのは12年の「ウェルズファーゴ選手権」。ただしこの時はケガのため途中棄権している。その1カ月後には左足アキレス腱の手術も受けていた。これ以来ツアーから遠ざかることになった。

ノーマンは、「この12年間は練習場でボールを打つときもアマチュアの中だった。これからは練習場の真ん中で、ダスティン・ジョンソン、ジョン・ラーム、ブルックス・ケプカが打つボールの音を聞くといい。その音は君のゴルフ感覚に再び火をつけると伝えた」と明かす。そして「競技をするのが心地よくなったときに、彼の才能が溢れてくるだろう」と今後の活躍にも期待を込めた。(文・武川玲子)

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