全英覇者の趣味は弓矢を使った“ハンティング” プロポーズは七面鳥狩りをしながら!?

昨年7月の「全英オープン」で高々とクラレットジャグを掲げたブライアン・ハーマン(米国)の傍らに、ケリー夫人や子供たちの姿はなかった。家族は遠く離れたニューヨーク州北部、一家が狩猟や釣りで休暇を過ごす別荘でハーマンの勝利を見守っていた。
ハーマンのインスタグラムにはゴルフをプレーするのと同等にアーミー柄の帽子をかぶり〝狩猟〞を楽しむ姿がたくさん投稿されている。米ジョージア州サバンナ出身の36歳は幼少の頃から「兄弟と外で過ごすのが大好きだった」というアウトドア少年。2014年に結婚したケリー夫人は一家の別荘に近いニューヨーク州シラキュース出身。「七面鳥狩り」を二人で楽しんでいるときにハーマンはプロポーズしたという。

一家で楽しむ“狩猟”は趣味の域を超えている。狩るのは鹿、鴨、七面鳥などで、ハーマンは狩りで得たこれら天然の野生鳥獣を食肉として保有。その昔からフランスなどヨーロッパで上流階級の貴族たちが伝統として楽しんできた “ジビエ料理”を、友人たちにも振る舞うプロ級の腕前だという。

「2年前にこれまでに一番大きな“ヘラジカ”を仕留めたんだ」とゆうに100キロを超える大きな角の鹿を倒し、満面の笑みを浮かべた写真もインスタに掲載されている。

ハーマンが楽しむ狩りは銃をまったく使わずに“弓”と“矢”を使う“ボウハンティング”と呼ばれるもので、これを武器に山林を駆け巡るのだという。「僕の正面には立たない方がいいよ。標的を仕留めるのは80ヤードまでならとても得意だからね」とその正確性を語っている。

身長170㎝、小柄ながらもトッププロの座を維持するのは当然正確なショットと小技が必要になる。「ハンティングで狙った獲物を撃つ緊張感はゴルフに通じるところがある」とハーマンは大きくうなずいた。

全英オープンに優勝した後は「早くニューヨーク州の別荘に戻って家族に会いたい。妻に内緒で買った“クボタ”のオレンジ色のトラクターが届いているんだ。芝刈りをするのが楽しみだ」と満面の笑みを見せたハーマン。家族と自然を愛する姿は、まさに〝狩猟者〞だった。(文・武川玲子=米国在住)

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