今年は飛躍の予感! 安田祐香はノーコックだから安定感抜群のドローが打てる

今年でプロ4シーズン目。本人はもちろん、ファンもいま一番初優勝を望んでいるのが安田祐香だ。アマチュア時代に何度もプロの試合でローアマに輝くなど将来が嘱望された逸材だが、プロ入り後の2シーズンは思ったような活躍はできず。だが昨年はベスト5入りが4度と調子は上向き。初めてシード選手として迎える今シーズン、安田の飛躍に太鼓判を押すのが、女子プロたちのプレーを間近で見ている大西翔太コーチ。そのスイングの特徴を詳しく聞いた。

スイング軸がまったくズレないのが最大の特徴ですね。とにかく手先を使わず、体の回転だけで打っています。切り返し以降、腰を鋭く回転させることでインパクトが詰まらず大きなスイングアークで振り切れるし、胸が開かないのでインサイド・アウト軌道になる。安定感のあるドローが打てて、ドライビングディスタンスは240ヤードに迫るスタッツです。

軸がブレない理由の一つがバックスイング。左腕とクラブを一直線にして、ノーコック気味にクルンと体の回転で上げています。右に体重移動せず、その場で回りやすいんです。

もう一つがダウンスイングで右ヒジを絞らずにグリップを真下に下ろしている点。グリップエンドが体に近づかず、腰を強烈に切っています。飛球線後方から見るとインパクトで左腰が見えるほど下半身リードで、特にヒップターンが強い。だから軸がブレないんです。

このスイングを真似するには、おでこを壁につけてクラブを持たずにシャドースイングするのがオススメ。左右の体重移動がなくなり、体がクルンと回る感覚がわかるはずです。

■安田祐香
やすだ・ゆうか / 2000年生まれ。兵庫県出身。昨年はスタンレーレディスホンダでの単独2位を含め、ベスト5入りが4回。いよいよ念願の初優勝が待たれる。NEC所属

■大西翔太
おおにし・しょうた/1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務めてツアーを転戦。スイング理論に精通し、ジュニアゴルファーの指導も行うなど、多方面で活躍している

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