
<ジェネシス招待 事前情報◇15日◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>
タイガー・ウッズ(米国)が、現地時間15日(木)から始まる米国男子ツアー「ジェネシス招待」に今季自身の開幕戦として出場する。ツアー競技としては昨年4月の「マスターズ」以来、10カ月ぶりの復帰となる。
開幕前日の14日、タイガーは午前8時30分からプロアマで18ホールをプレー。妹のシャイアン・ウッズの夫で元メジャーリーガーのアーロン・ヒックスとNFLのジョシュ・アレンとアスリートとともに談笑を交えてラウンドを楽しんだ。
「きょうは天候に恵まれて冗談を言い合ってすごく楽しい一日だった」と笑顔で振り返った。少し足を引きずりながらのラウンドも「足首の痛みはなくなった。骨がすれることがなくなかったからね」と足の状態は良さそうだ。ただ「他の部分が影響を受けている。背中の一部が擦れている」と体との相談は続く。それでも「ゴルフをとても愛しているし、プレーを止めたくはない。競技をすることも大好きだし、例えばきょうのように他のスポーツのアスリートと一緒にプレーすることは他のスポーツではないこと。それを失いたくない」と改めてゴルフをプレーできる喜びを口にした。
今大会は1992年から出場しているが、未だ勝ち星を挙げたことはない。「もちろん優勝できればいいよね。92年からこの大会に出場しているが勝ったことがない。なんとか優勝争いに加わって、勝てればと願っている」。過去14回の出場で2度の2位が最高位。
その理由をタイガーはこう分析する。「このコースではなぜかずっとパットが上手くいかない。基本的にはフェードヒッターに向いているコース。グリーンは小さいけれど、そこはうまく攻めて来られたと思う。グリーンはポアナで跳ねて、少しトリッキー、そこで一度もパッティングが冴えた1週間を迎えることができていない」。その言葉通り、練習ラウンドでは入念にグリーン上でラインを確認し調整を重ねていた。未勝利の地で復活優勝を虎視眈々と狙っている。