
世界ランキング1位で「WMフェニックス・オープン」3連覇がかかるスコッティ・シェフラー(米国)が7日、米メディアのインタビューでLIV移籍メンバーのPGAツアー復帰について語った。
先月、タイレル・ハットン(イングランド)がLIV入りを発表したことを受け、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は「(ツアー復帰には)罰は必要ない」とコメントしたが、同意しない人も多い。
スコッティ・シェフラー(米国)は水曜日、米メディアに「これは複雑な問題。私はどちらか一方の側に立っているわけではない」前置きした上で私見を述べた。「PGAツアーを離れた選手の中には2種類いた。離脱後にツアーを訴えた人と、何か違うことをしたいと思っていた人。その両者に嫌悪感はないし、戻ってくる道はあるべき。でも、何事もなかったかのように戻ってくるのは違う。ツアーへ何かしらの貢献なしで戻れるべきではないと思う」とマキロイとは違う意見をもっていることを明かした。
“何かしらの貢献”とは何であるべきか聞かれたシェフラーは、「それが何なのかはわからないが、これは残った選手のほとんどの意見だと思う」と明確にはしなかったが、「私たちはPGAツアーに忠実であり続けたし、ツアーも私たちに忠実だった」と、ツアーでキャリアを積み上げてきたからこそ離れる意思はなかったとコメントした。「私はPGAツアーで戦うことを夢見てきたけど、離れた人はそうじゃなかったのかもしれない。戻ってくるのなら、何かしらの制限があるべきだ」と付け加えた。
また、19年大会覇者のリッキー・ファウラー(米国)も先日に米メディア『ニューヨークポスト』で「LIVメンバーのPGAツアー復帰は『一本道』であるべきではない」とコメント。ジャスティン・トーマス(米国)は「犠牲を払った人はたくさんいる。ペナルティーなしでのツアー復帰は受け入れがたい」とファウラーを擁護した。