埼玉南西、東京北多摩民が待望!
三芳スマートICに東京方面の出入口が開通
埼玉県三芳町とNEXCO東日本関東支社は2024年1月23日、関越道の「三芳スマートIC」に東京方面の出入口が3月10日(日)15時に開通すると発表しました。
関越道で最も東京寄りの休憩施設、三芳PAに併設されているスマートICです。従来は下り線の入口と上り線の出口、すなわち新潟方面の入口と出口しかありませんでしたが、今回“フル化”され4方向全ての出入りが可能になります。 これにより、三芳町エリアへ東京方面からの立ち寄りが可能になるほか、逆に東京方面へは、所沢ICまでの慢性的に渋滞している国道254号(川越街道)などを回避でき、所要時間の短縮や利便性の向上が期待されるといいます。 PA周辺の北永井地区から、東京の大泉ICまでの所要時間は、これまで所沢IC経由で約24分だったのが、三芳スマートICから乗れることで約14分に短縮されるそうです。 この周辺は農地が広がるエリアですが、物流倉庫などの進出も進んでいます。スマートICからは川越街道だけでなく、西側に並行する新しい4車線の都市計画道路「東京狭山線」にも出やすい位置。スマートICの整備によって高速道路の利用が促進され、周辺道路の混雑緩和や物流の定時性確保にもつながるとされています。 さらに、首都直下地震の際には、各種対策の進出拠点として三芳PAへの迅速な集結が可能になるほか、入間基地の自衛隊が東京方面へ向かいやすくなり、迅速な救援活動につながるということです。 なお、フル化に際してスマートIC上り線出口も移設されるため、三芳PA上り線を利用してからスマートIC出口を利用することができなくなるそうです。その代わり、車種制限(車長6m以下の普通車・軽自動車・二輪車)が解消されるといいます。