
マンチェスター・シティは、イングランド代表MFカルヴィン・フィリップスに高額なレンタル料を設定しているようだ。17日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
現在28歳のK・フィリップスはリーズの下部組織出身で、2015年にトップチームデビューを果たし、公式戦通算234試合の出場で14ゴール13アシストを記録。2022年7月にクラブ一筋でプレーしてきたリーズを離れ、4500万ポンド(約84億円)と見られる移籍金でマンチェスター・シティに加入した。
しかし、ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を得ることはなかなかできず、今シーズンはプレミアリーグでの先発出場がないなど、ここまで10試合(先発は2試合)の出場にとどまっている。このような状況から、今年6月に開幕するEURO2024にイングランド代表として出場するために、定期的な出場機会を求め、同選手は今冬の移籍を望んでいることが伝えられている。
そんなK・フィリップスにはクリスタル・パレスやニューカッスル、ウェストハム、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、ユヴェントスなど多くのクラブが関心を示していることが明らかになっており、争奪戦となっている。
しかし、マンチェスター・シティの要求しているレンタル料が大きな障壁となっている模様で、今シーズン終了までとなる半年間の移籍期間ながら、同クラブは700万ポンド(約13億円)のレンタル料を求めており、各クラブとの交渉は難航しているという。
それでも、移籍市場の閉幕に近づくに伴い、マンチェスター・シティは要求額を引き下げざるを得ないと見られており、700万ポンドよりも低い金額で交渉は成立すると予想されているが、果たしてK・フィリップスはどのクラブに移籍することになるのだろうか。