米国女子ツアーは1月18日から行われる「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で幕を開ける。日本勢では新たに3人がルーキーとして加わり、さらに盛り上がること間違いなし。そこで、2024年の米女子ツアーで知っておきたいことを予習・復習しておこう。今回は『スケジュール』について。
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世界最高峰の女子ツアーがいよいよ開幕する。フロリダ州2連戦から始まり、最終2連戦もフロリダ州。白熱の舞台は全33試合。はじめと終わり以外はどんなスケジュールなのか。世界各国を回る過密日程をチェックする。
まず前述の米本土2戦を終えると、1カ月ほどおいて、アジア3連戦。タイ、シンガポール、中国での試合が組まれている。オープンウィークを挟んでその後は米本土に戻り、カリフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州と移動。そして1週間空いて、海外女子メジャー今季初戦の「シェブロン選手権」がテキサス州で行われる。
その翌週は再びカリオルニア州、そして、そこからオープンウィークを挟みながら、「全米女子オープン」、「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」のメジャー2大会を含め全8試合を米本土で開催。そして舞台は一気に海を渡る。
6月末のペア戦を終えると翌々週はフランスの「アムンディ・エビアン選手権」でメジャー4戦目を迎える。翌週からは北米に戻りカナダ戦を含めて3大会。そこで前半を折り返し、ツアー外のパリ五輪でいったん休憩に入る。
五輪翌週にはフランスから北上しイギリスへ。「スコットランド女子オープン」ののち、メジャー最終戦「AIG女子オープン」すなわち“全英”で欧州遠征を完了する。
翌週からの5週間で北米4試合。その2戦目は米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ソルハイムカップ」が予定されている。これはツアー非公式競技だが、これが終わると舞台は2度目のアジアシリーズへ。初戦の中国から、韓国、マレーシア、日本と続く。そして太平洋の真ん中ハワイ州に立ち寄り、フロリダ州2試合で全日程を締めくくる。
国別・地域別で見ると、米国、タイ、シンガポール、中国、フランス、スコットランド、カナダ、韓国、マレーシア、日本の『10』地域となっている。
昨年シーズン途中には、西村優菜が8連戦で約地球1周分に相当する3万7000キロを移動するなど過酷な日程を乗り越えた。ワールドワイドなツアーは、今年も半端ない移動距離となりそうだ。