ローマがデ・ロッシ新監督の就任を発表！ クラブのレジェンドが監督として帰還

　ローマは16日、ダニエレ・デ・ロッシ監督が就任することを発表した。

　ジョゼ・モウリーニョ監督のもと今シーズンを戦ってきたローマは、ここまでリーグ戦20試合を終えて8勝5分け7敗で9位と調子が上がらず、16日にシーズン途中でモウリーニョ監督を解任。その後任として、クラブのレジェンドであるデ・ロッシが新監督に任命された。

　現在40歳のデ・ロッシ新監督は、2001－02シーズンにローマでプロデビュー。2019年夏に退団するまで、フランチェスコ・トッティ氏に次ぐクラブ史上2番目の公式戦通算616試合に出場。退団後はボカ・ジュニアーズへと移籍し、2020年1月に同クラブで現役を引退した。

　また、監督としては2022年10月から2023年2月まで当時セリエBのSPALを率いた経験がある。

　ローマはクラブ公式サイトで「私たちはダニエレ（デ・ロッシ新監督）とクラブの切っても切れない絆があることを知っていました。そして、今後数カ月にわたり監督の任務を引き受けるという彼の熱意を見て、彼が選手たちの導きとなり、クラブの価値を体現する誇り高い存在となることを確信しました。お帰りなさい、ダニエレ」とデ・ロッシ新監督を歓迎。

　一方、デ・ロッシ新監督も次のようにコメントを残した。

「ローマの監督という任務を私に託してくれたフリードキン会長とご家族に感謝したい。私はシーズン終了までに待ち受ける挑戦に立ち向かうために、献身性を出し、日々の犠牲を払い、持てるすべてを捧げます。

　ローマのベンチに座った時の興奮は言葉では言い表せません。私にとってローマが何を意味するかは誰もが知っています。しかし、我々を待ち受ける任務が何よりも大切なのです。

　競争力を持ち、目標のために戦い、目的を達成する以外に道はなく、我々にとって何より大切なことです」

　なお、デ・ロッシ監督の初陣は20日に行われるヴェローナ戦で、契約期間は2024年6月末までとなることも併せて発表されている