吉田優利は“手作りドレス”でアワードに登場 米参戦前最後の舞台は神秘的に「マーメイドの感じで」

今年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でメジャー初勝利(通算3勝目)を挙げた吉田優利が、優勝者のひとりとして20日に行われたJLPGAアワードに出席した。
今月6日までアラバマ州で行われていた来季の米国ツアー出場権を争う予選会(Qシリーズ)に参加し、7位で通過。無事メンバーカードを手に入れ、来季は“日本のメジャー女王”の肩書をひっさげて海を渡る。帰国後はオフの仕事などをこなしていたこともあり、今後のスケジュールや、ともに米国を転戦するチーム構成などは「まだまとまっていない」。ここから腰を据えて考えていく。

ただ、新天地でのプレーについてはイメージもできている。楽しみにすることは、「いろんなコースでプレーできること」を挙げる。アマチュア時代からナショナルチームメンバーとして海外で試合を経験してきたが、それも生かしながら「世界レベルのなかでプレーできるのが楽しみ」と胸を高鳴らせている。

米国参戦前最後となるアワードの舞台では、その出で立ちでも存在感を発揮した。ところどころレースを使用した青のドレスを身にまとっていたが、実は、自分でデザインし作ったもの。文字通りの“オーダードレス”だった。「理想のドレスが見つからなくて、それなら自分で作っちゃおう」と、夏頃から製作を開始。イラストも自ら描き、それをこの晴れ舞台で形にした。コンセプトは「マーメイドの感じで」。世界で1着しかない神秘的なドレスとあって、その満足度も高い。

ビッグタイトルも手にし、「人生設計にあった」という米国進出も決めた2023年だが、本人の評価は「自分的にはよくも悪くもないシーズン。厳しいことをいうと、すごく中途半端だった」と辛口で振り返る。それはQシリーズの準備などもあるなか、目の前の成績に100パーセント集中できなかったのが原因。「もっといいパフォーマンスができた」というのが心残りになっている。

このモヤモヤを米国で晴らす、そんな新年にしたい。「自分がなりたい姿を逆算して、オフを迎えたい。ショートゲームは全てが足りない。日本のゴルフ場で通用しても、アメリカでは通用しないこともあるかもしれない」。課題をひとつひとつ潰していき、“ルーキーイヤー”を気持ちよく泳ぎきりたい。

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