環七の手前の「謎の密集ガードレール地帯」とは!? 井の頭通りの「中途半端な4車線化」は今どうなっているのか

東京の「放射道路」のひとつとして、郊外まで貫通する計画です。

東京の「放射道路」のひとつ

 表参道から原宿を経て、山手線の外へ4車線道路が伸びる「井の頭通り」。都心と環七をつなぐ最短経路のひとつですが、環七の手前の一部区間だけ、2車線のままになっています。 ここはボトルネックとなっていて、慣れない車が車線合流で詰まっている風景も。ここは一体、いつになったら4車線化されるのでしょうか。 東京都の資料を確認すると、2021年度末時点で用地取得はすでに99%。現地工事も始まっており、まずは電線共同溝を埋設したり、高低差部の擁壁設置工事が行われているところだといいます。 現道は両側へ拡幅され、先に完成した北側へ車線を切り替えて、いまは南側の部分が丸ごと仮設ガードレールなどで封鎖されている状態となっています。現地で見ると、かつての道路と、新たに切り替えられた部分との高低差がはっきり分かります。 ところで、井の頭通りは環七から先へ道路を伸ばしていく計画があります。 井の頭通りは甲州街道から先はまっすぐな広い道路で、京王井の頭線に並行し、吉祥寺を経由して田無南部の五日市街道までつながります。ところがその手前、環七から甲州街道までが狭隘な裏路地状態で、和田堀給水所を迂回する部分が未整備です。 この区間は最近になって動きが見え始め、地区計画も策定に向けた準備が進んでいます。用地取得率は約29%で、現地ではわずかにフェンスで囲われた更地が見えます。和田堀給水所の一部施設もすでに解体されていて、「原宿からまっすぐ吉祥寺まで」が少しずつながら実現しつつあります。

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