ゴルフ界に激震 世界ランク3位のジョン・ラームがLIV入りを発表! 430億円以上で契約か

ここ数週間、LIVゴルフ入りが強く噂される中、ついにジョン・ラーム(スペイン)がLIVゴルフ入りを正式発表。自身のX(旧ツイッター)にはLIVゴルフのジャンパーを着たラームがLIVゴルフCEOのグレッグ・ノーマン(オーストラリア)とがっちり握手した写真をアップしている。
「LIVゴルフに加わり、このスポーツに成長をもたらす新しいものの一部になれることをとても誇りに思う。これは僕と僕の家族にとってすばらしい機会であることは間違いなく、今後をとても楽しみにしている」とコメントした。
 
ノーマンも自身のXに肩を抱いた2ショットを掲載。「LIVファミリーにようこそ。君に初めて会ったのは19歳で、計り知れない才能を見た。以来、君の功績はとてつもなく大きい。これからのすばらしい旅を楽しみにしている」とつぶやいた。
 
LIVゴルフが正式発表する約1時間前にラームは数名のレポーターとニューヨークからテレカンファレンスで会見。6億ドル(約860億円)ともウワサされた移籍条件については言及を避けたが、金銭面の条件が決断の一つの理由となったとし、現段階で米PGAツアーを去ることが不可欠だったという。
 
米メディアでは契約金は推定3億ドル(約430億円)とも、5億6500ドル(約810億円)とも言われている。世界ランキング3位のラームは2024年シーズンをLIVゴルフで戦い、キャプテンとしてチームを率いる。現在12チームのLIVゴルフは13チームとなり、52選手がリーグで戦う。ラームのチームメンバーとなる選手については「発表は待たなければならない」と言及を避けた。
 
一方で決断するのに最も問題となったのは、DPワールド(欧州)ツアーの現行ルールではLIVゴルフの選手はライダーカップに出場できないこと。2025年のライダーカップ、欧州チームのキャプテンとなるルーク・ドナルド(イングランド)とは「まだ話していない」とした。
 
23年マスターズチャンピオンのラームは、21年の全米オープンを含むメジャー2勝で、米PGAツアー通算11勝、スペインのバスク出身でLIVゴルフでプレーするフィル・ミケルソン(米国)と同じアリゾナ州立大でプレーした。2022-23年シーズンは4勝、フェデックスカップランキングは18位だった。現在PGAツアーの選手が投票で選ぶ「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」の候補にも挙がっている。
 
予想されていたとはいえラームの移籍はゴルフ界に大衝撃。特にPGAツアー、欧州ツアーとサウジアラビアの政府系ファンド、PIFとの統合成立の締め切りとなる12月31日を目前に控えており、大きな影響を及ぼしそうだ。
 
「ドアの向こうで話し合われている統合は我々にとってベストなことになる」とラームは語った。(文・武川玲子=米国在住)

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