
マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが3日に行われたプレミアリーグ第14節トッテナム戦の判定について不満を持っているようだ。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
上位決戦となったこの試合は序盤から激しい攻防戦となった。試合開始6分に鋭いロングカウンターから韓国代表FWソン・フンミンが決めきりトッテナムが先制したものの、すぐにセットプレーからマンCが同点に成功した。その後両者共に1点ずつ加え2-2で迎えた81分にハーランドの折り返しをイングランド代表MFジャック・グリーリッシュが流し込み逆転。そのまま、マンCが逃げ切るかと思われたが、90分にスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキに同点弾を決められてしまい、マンCはリーグ戦3試合連続の引き分けとなった。
問題となっている部分は、3-3で迎えた後半アディショナルタイム(AT)5分。中盤でハーランドがファールを受けながら粘って、裏に抜け出したグリーリッシュにスルーパスを送ったが、決定機になると思われた瞬間にサイモン・フーパー主審が笛を吹き、トッテナムのハーランドに対するファールの判定を下し、プレーは中断となった。
ハーランドがパスを出した時にフーパー主審はプレー続行のジェスチャーをしていたものの、グリーリッシュにボールが渡った瞬間に笛を吹いたため、ハーランドを始めマンCの選手たちは激怒して主審を取り囲んだが、決定機を失ったことには変わりなくそのまま試合は再開していた。
報道によると、ハーランドは試合終了後も怒りが収まらず、関係者を激しく叱責していたという。さらに、ハーランドは試合後に自身の公式X(旧ツイッター)を更新し、当該部分の動画を引用しながら、抗議の言葉を投稿している。
また、グアルディオラ監督も試合後の会見でATの判定について言及。「主審はすでにプレー続行を指示した後で笛を吹く決断をした。パスの後に笛が鳴ったので、この行動は理解できない」と不満を露わにし、ハーランドの判定に対する態度についても「当然だ」と擁護の姿勢を示している。