フラメンゴに所属する元ブラジル代表DFフィリペ・ルイスが、現役を引退することを明らかにした。
現在38歳のフィリペ・ルイスはデポルティーボやアトレティコ・マドリード、チェルシーなどでプレー。アトレティコでは通算333試合出場で12ゴール30アシストを記録し、2013-14シーズンには18年ぶりとなるリーグ制覇に大きく貢献したほか、ヨーロッパリーグ(EL)でも2度の優勝を経験するなど、7つのタイトルを獲得した。また、2014-15シーズンのみの在籍となったチェルシーでもリーグ王者に輝いていた。
2019年夏にアトレティコを退団すると、母国のフラメンゴに加入。通算173試合出場で4ゴール7アシストを記録し、コパ・リベルタドーレスを2度制覇するなど、10つのタイトル獲得に貢献した。また、2009年10月にはブラジル代表デビューも果たし、通算44試合に出場。2013年にはコンフェデレーションズカップ、2019年にはコパ・アメリカで優勝を経験した。
今シーズンはケガの影響もあり、公式戦20試合出場にとどまったフィリペ・ルイスはクラブ公式X(旧ツイッター)を通して、今季限りで引退することを表明。投稿された動画の中で同選手は次のように語った。
「残る気持ちはただひとつ、感謝だけだ。僕に賭けてくれた理事会、僕を探しにマドリードまで来てくれた理事会、スタジアムで応援してくれたファンたち、僕の名前を歌ってくれたファン皆、インスタグラムで僕に手紙を書いてくれた人たち、僕の名前を叫んでくれた人たち、批判してくれた人たち、この道の一部となったすべての人たちに感謝している。本当にありがとう。間違いなく、僕の人生で最高の数年間だった」