
マジョルカは27日、FWアブドン・プラツと2026年夏まで契約を延長したことを発表した。
勝負どころで決定力が冴え渡る“仕事人”が、故郷のクラブと新たな契りを交わした。1992年12月7日生まれのアブドンは現在30歳。マジョルカのカンテラ出身で、2011-12シーズンにトップチームデビューを果たした後、一度はクラブを離れたものの、2017年夏にラシン・サンタンデールから復帰した。ここまでクラブ公式戦通算213試合に出場し48得点を記録。特に、2018-19シーズンのラ・リーガ昇格プレーオフ決勝戦デポルティーボ戦や2021-22シーズンのラ・リーガ残留を決めたラージョ・バジェカーノ戦など、大一番でゴールを決めてきた。
今シーズンは、公式戦11試合出場7得点とチームトップスコアラーとなっているアブドン。マジョルカとの契約延長に伴い、同選手は「僕らの旅はとても長いものになっているから、特別な瞬間だよ。夢はマジョルカでキャリアを終えることだ」と告白。続けて「まだ、マジョルカで全てを成し遂げたとは思っていない。クラブ史において、さらに大きな存在になるためには、今シーズンのような(ゴールの)継続性とラ・リーガでの(ゴールの)安定性に欠けている」と得点量産への意欲を示している。
昨シーズンはトップハーフ入りと大健闘したものの、今シーズンは第14節終了時点で、1試合未消化の1勝6分6敗の17位と苦しんでいるマジョルカ。“エースストライカー”FWヴェダト・ムリキとともに、攻撃を牽引する“仕事人”FWアブドンは、エレベータークラブからの脱却を目指すクラブをラ・リーガに定着させることができるのだろうか。
【動画】大一番に強い“仕事人”アブドン