暗雲振り払う「今日イチショット」 山下美夢有が最年少での2連続女王戴冠へ

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇25日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6497ヤード・パー72>

女王はそう簡単には崩れない。ポイントランキング1位の山下美夢有は前半7番でボギー、8番でダブルボギーと急失速したが、後半で5バーディを奪う猛チャージ。終わってみれば「70」と2つ伸ばし、トータル8アンダー・単独首位に浮上した。最年少での2季連続女王タイトルは目前だ。
「ダボを打ってしまったので、いい流れではなかった。気持ち的にも乗らなかった」とリズムを崩して後半を迎えたが、すぐに体勢を立て直した。

11番パー5。3番ウッドで放った残り230ヤードの2打目は「今日イチのショット」という最高の当たりで、2オンに成功した。「10メートルちょっとを上手く寄せてバーディを取って、そこが一番気持ち良かった」。暗雲を会心の一打で振り払った。

2季連続の年間女王戴冠へ。修正点は明確だ。「私の一番の持ち味のティショットが左右に曲がっていた。そこを修正して、明日は思い切ってプレーできるようにしたい。ノーボギーでラウンドできるように、そういうマネジメントをしながらチャンスがきたら(バーディを)取りたい」。逃げ切りVのイメージはできている。

今年6月には、21歳(当時)にしてツアー通算10勝目を挙げた若きクイーン。2023年を勝利で締めくくり、最強女王の名をほしいままにする。

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