ニューカッスルSDが10カ月出場停止のトナーリについて言及「つながりを保ち続ける」

 ニューカッスルのダン・アシュワース氏(スポーツ・ディレクター)が、賭博問題で出場停止となるイタリア代表MFサンドロ・トナーリついてコメントした。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』は伝えている。

 23歳のトナーリは今夏、ミランからニューカッスルに加入し、ここまでリーグ戦8試合に出場して1ゴールを記録。新天地でのさらなる躍進が期待されていた。しかし、先月12日不正賭博に関与した疑いにより警察当局の取り調べを受け、イタリア代表から離脱。トナーリは自身の関与を認め、最終的に10カ月間の出場停止処分が確定した。

 今回の件ついてアシュワースSDは「大きな衝撃だった。今回のようなケースは誰もが初めてのことだった」と当時の衝撃を口にした。

 ミランが事前にトナーリの不正賭博を察知していた可能性については「分からない。ミラン側とは移籍交渉以来話をしていないし、他のクラブの内情を把握することは難しい。我々にできることは自分たちの内部調査と内部プロセスを確認することだけだ」と明言を避けた。

 今後のトナーリ動向については、「トレーニングには参加し、チームとは繋がりを保ち続ける。彼がチームとのつながりを感じることが重要で、彼の精神衛生上にも必要なこと」とコメント。同選手をサポートし続けることを約束した。一方、出場停止期間中のトナーリの給与削減については、「どの選手についても契約状況は機密事項。ただ、この問題が表面化した時に、彼は非常に協力的だった。それじゃプロフェッショナルな対応だったと思っている」と、トナーリの姿勢を評価した。

 また、冬の移籍市場で代役を獲得する可能性については、「積極的に活動したいと思っいる。しかし、我々は非常に創造的になる必要があり、多くの選手が加入するわけではない。チームを強化し、可能な限り成功のチャンスを与えたいが、もし適切な選手が現れない場合、我々は何もしないだろう」と述べ、慎重な姿勢を見せた。
 
 さらに、今回の騒動におけるオーナーや取締役会の対応については、「彼らは信じられないほど協力的だ。取締役会のメンバーが彼に支援する旨のメッセージを送っていることは知っている」とクラブ全体で支援していることを明かした。

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