クロップ監督、両親誘拐で揺れるL・ディアスの現状を説明「彼はあまり眠れていない」

　リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、両親が誘拐されたと報道されているコロンビア代表FWルイス・ディアスの状況に言及した。4日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　リヴァプールは10月29日、プレミアリーグ第10節でノッティンガム・フォレストと対戦し、3－0で快勝。しかし、試合前にはL・ディアスの両親が母国で誘拐に遭ったと報道され、L・ディアスはこの試合を欠場した。報道によると、L・ディアスの母親はすでに発見されているものの、依然として父親の消息は不明で、コロンビア軍と警察による大規模な捜索が行なわれているようだ。

　そんななか、チームを率いるクロップ監督は5日に行われるプレミアリーグ第11節のルートン・タウン戦を前にした記者会見に出席し、両親誘拐で揺れているL・ディアスの現状を説明した。クロップ監督は記者会見の中で新たなニュースは無いとコメントした一方で、「L・ディアスは2日前にトレーニングに参加し、昨日もトレーニングを受けたのでチームの一員となる予定だ。私たちは待たなければならない。もし彼が心理的に大丈夫であれば、彼はここに来て私たちと一緒にトレーニングすることになるだろう。でも、彼があまり寝れていないことも分かった」と現在の状況を明かした。

　また、実戦復帰については「私たちが何をするのかは正確には言えない。私たちは彼を迎えに行き、そこから出発できる場所で待っているだけだ。全ては彼次第だ。私は何も強要はしない」と本人次第であることを強調した。