28年ぶりにクリスマス・イブに試合開催へ…プレミアが説明も、ファン団体は猛反発

 今シーズンのプレミアリーグでは28年ぶりにクリスマス・イブに試合が開催されることになりそうだ。26日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグでは年末年始の過密日程が毎年恒例となっており、今シーズンは暫定的に12月23日、26日、30日に試合が開催される予定となっていた。そんななか、同リーグは正式に決定した日程を発表し、23日に予定されていたウルヴァーハンプトンとチェルシーの一戦は24日13時(日本時間22時)キックオフで行われることを明らかにした。

 なお、1992年にプレミアリーグが創設されて以来、クリスマス・イブに試合が開催されたのは、1995年にリーズがマンチェスター・ユナイテッドを3-1で下したのが唯一となっており、同日に試合が行われるのは28年ぶり2度目のことになる。

 プレミアリーグはこの日程変更について「これまでのシーズンと同様に、3つのフェスティバルマッチウィークにわたって行われる試合の間に、より多くの時間を与えるための特別な取り決めが行われた。これにより、どのクラブも前の試合から60時間以内にプレーすることがないように、第18、19、20節の休息時間が延ばされ、選手の回復に時間が与えられることになる」と声明を発表している。

 それでも、チェルシーは27日にクリスタル・パレス戦が予定されるなど、この3連戦の最初のキックオフから3試合目のキックオフまでは143.5時間しかなく、一番長いブライトン(287.5時間)の半分の時間しか空いていないことになる。

 この決定を受け、ウルヴァーハンプトンとチェルシーのサポーターは日程変更に猛反発。特にチェルシー・サポーターズ・トラスト(CST)は「全く容認できない」と声明を以下のように発表している。

「このキックオフ時間は観戦するサポーターにとって新たなハードルとなることは明らかだ。これはモリニュー(・スタジアム)の人員配置の問題につながる可能性があるだけではなく、休日の交通機関の時刻表がサポーターに大きな影響を与えることになるだろう。チェルシー・サポーターズ・トラストはプレミアリーグに対し、この問題についてサポーターと適切に協議し、この決定を撤回するように正式に要請する予定だ」

 なお、2017年にはアーセナルとリヴァプールの一戦がクリスマス・イブの開催となるように一度変更を発表したものの、サポーターからの反発を受けて取り消したこともあるプレミアリーグだが、果たして今年は28年ぶりにクリスマス・イブに試合が開催されることになるのだろうか。

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