ツアー未勝利のボウ・ホスラーが単独首位で残り2日間へ 他の選手より「プレッシャーがない」理由とは

<ZOZOチャンピオンシップ 2日目◇20日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>

17位タイからスタートした28歳のボウ・ホスラー(米国)が、7バーディ・2ボギーの「65」をマークし、トータル7アンダーで単独首位に立った。
2日目は朝から強い風が吹き、午後はさらに強まって最大瞬間風速16.5m/sを記録。松の木からたびたび枝が落ちるほどの強風のなかでの好ラウンドに、「ショットの調子がよかった。ここ最近調子がいい。風速40マイルのなかでプレーするのはチャレンジだけど、5アンダーで回れてすごくよかった」と振り返った。

今大会はフェデックスカップランキング51位以下の選手たちが『翌シーズンに向け出場資格をアップすること』を目的とした「フェデックスカップ・フォール」の7試合のうちの一つ。松山英樹を含む50位以内の選手たちは、ランキングに変動はない。

ホスラーは同ランキング58位で「フェデックスカップ・フォール」に入り、3試合を戦った現在は、最高位の51位に立つ。このままの順位なら来シーズンのほとんどの試合に出られるほか、賞金額が高く設定された“格上げ大会”2試合の出場権を得る。だから、来年の職場が確保されていない下位の選手に比べると、気持ちの持ち方は違う。

「その点に関しては何のプレッシャーもない。そうは言っても、優勝しようとするとそれに伴うプレッシャーがあるし、自分に期待してしまうね」。ホスラーにとってはツアー初優勝がかかる残り2日間の戦いとなる。

舞台となる習志野CCは、500ヤード前後のパー4が5つ。ラフはそこまで長くなくても、密集して根が立っており、ボールはスッポリと埋まりやすい。そんな難セッティングにも「たくさん難しいホールがあるけど、風がなければいいスコアが出るホールもたくさんある」と述べる。3日目がおだやかな天候となれば、リーダーボードの顔ぶれも大きく変わりそうだ。

昨年は初出場で16位タイに入ったホスラー。「とても楽しかったので、またプレーするのが楽しみだった」と明かし、今年は「着いた初日の夜はお寿司、昨晩は焼肉を食べて、どちらもおいしかった」と日本食を楽しんでいる。そして、「優勝できるのであればどこでもうれしい」と日本でのツアー初Vを狙う。(文・高木彩音)

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