師匠・伊澤利光から激励を受け2位発進! 天本ハルカ「メリハリをつけて集中力を保てるように」

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 初日◇19日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>

ツアー初優勝を目指すプロ2年目の天本ハルカが5バーディ・1ボギーの「68」。4アンダー・2位タイで初日を滑り出した。
インコースからスタートした天本は、11番で残り123ヤードから9アイアンで1.5メートルにつけて初バーディを奪うと、続く12番でも連続バーディ。さらに15番でも決め、18番では4メートルのバーディパットをねじ込んだ。
 
天本は、渋野日向子、原英莉花らと同じ1998年度生まれの「黄金世代」。アマチュア時代の2019年「全米女子オープン」では日本地区予選会を突破して海外メジャーに初挑戦した経歴を持つ。そして21年には、5度目のプロテストに合格。現在メルセデス・ランキングは54位、初シード獲得へ好位置につけている。

 
好調の理由は、自身のマネジメントを変えたことにある。以前は、全ホールでバーディを狙うスタイルでプレーをしていたが、「全部のホールでバーディを狙っていくと集中力が持てなかったりというのがあったので、ショートアイアンを持ったら狙うとか、ちょっと楽にゴルフが出来るようにという考えにしてからボギー数が減ったので安定したかなと思います」とプレーに“メリハリ”をつけたことが好転につながっているようだ。
 
天本は、賞金王を2度獲得している男子ゴルフ界のレジェンド・伊澤利光と師弟関係にある。きっかけは9年前、伊澤が福岡にレッスンスタジオを始めると知った当時高校生だった天本が、自ら習いたいと親に頼み込み、生徒としてスイングを見てもらうようになって以来のこと。
 
毎週連絡を取っており、スイングで気になる点があれば動画を送って指導を受ける。今大会前にも電話で「ショット力はあるし、自信持っていきなさい。優勝を目指して頑張れ」と師匠から激励を受けていたことを明かした。
 
初優勝へ好スタートを決めた天本。「毎日“60台”を目指している。セッティングもなかなか難しいですし、グリーンも仕上がっているので。メリハリをつけて4日間集中力を保てるようにしたい」と師匠へ嬉しい報告を届けるためにも奮闘を続ける。(文・神吉孝昌)

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