
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表DFハリー・マグワイアは、同国代表のレジェンドであるデイヴィッド・ベッカム氏に、大きな感銘を受けたようだ。11日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
2019年の夏にレスターから8000万ポンド(当時の価格で約104億円)でマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したマグワイア。しかし、高額な移籍金に見合ったパフォーマンスを披露できず、今季もここまでリーグ戦3試合のみの出場に留まっている。イングランド代表として途中出場したスコットランド戦では、67分にオウンゴールを献上し、サポーターから批判が集中。同国代表を率いるギャレス・サウスゲート監督が、「選手がこのような扱いを受けたことを私は見たことがない」と苦言を呈する事態となっていた。
そんななかマグワイアは、現在『Netflix』で公開されているベッカム氏のドキュメンタリーを視聴したと発言。1998年に開催されたフランスW杯のアルゼンチン戦で退場処分となり、国内から大きな非難を受けながら立ち直った同氏の精神力に、感銘を受けたと明かしている。
マグワイアは、「遊び場で育った僕にとって、彼は大きなロールモデルだった。シュートを打つときはいつでも、デイヴィッド・ベッカムだった」と尊敬の念を口にし、「ドキュメンタリーは見た。今、多くの人が僕のことを話題にしているのは明らかだが、彼が経験したこと、そして彼が示したリバウンドメンタリティを見て、本当に刺激を受けた」とコメントした。
また、「スコットランド戦の後、3週間ほど前にデイヴィッドと話をした。彼が連絡をくれたのは本当に嬉しかったし、感謝している」と本人と会話したことを打ち明け、「あまり突っ込んだ話はしたくないが、彼は僕がこれまで歩んできたキャリアと、素晴らしい瞬間を思い出させてくれた」とベッカム氏が、自信を与えてくれたと説明している。