果敢な攻撃参加で決勝弾を演出! アルテタ監督、冨安健洋の起用について説明「左WGとして…」

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、勝利に貢献した日本代表DF冨安健洋を称賛した。8日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第9節が現地時間8日に行われ、アーセナルはマンチェスター・シティと対戦。スコアレスで迎えた86分、試合を動かしたのは途中出場の4人だった。自陣でボールをキープしたトーマス・パルティがロングボールを送ると、左サイドバック(SB)の位置から最前線へ駆け上がった冨安が頭で繋ぐ。これを受けたカイ・ハフェルツが後方へ落とすと、待ち構えていたガブリエウ・マルティネッリがダイレクトシュートでネットを揺らした。

 このゴールが決勝点となり、試合は1-0で終了。アーセナルはプレミアリーグにおける対マンチェスター・シティ戦の連敗を「12」で止め、2015-16シーズン以来8シーズンぶりの白星を手にした。就任後のリーグ戦で唯一勝利のなかった相手を下したアルテタ監督は「素晴らしい気分だ。何年も彼らに勝てなかったが、今日は疑いの余地なく世界最高のチームを破ったんだ。苦しんだ瞬間もあったが、彼らを倒すという決意、願望、信念を示した瞬間は本当に幸せだったよ」と喜びを語った。

 41歳のスペイン人指揮官は途中交代でピッチに立ち、チームに値千金の1点をもたらした4人についても言及。「彼らは素晴らしかったし、試合の流れを変えたと思っている。彼らはチームに異なるものをもたらしてくれた」と活躍を絶賛したうえで、左SBからの果敢な攻撃参加で決勝ゴールの起点となった冨安について、次のように起用の意図を明かした。

「彼にそうするように話したんだ。最初はトミに『彼らは(ジェレミー・)ドクをあそこに置いた』と伝えた。しかし、彼らがドクを反対サイドに移動させた時、我々もすぐに変更を加えた。トミをGKを追いかける左ウイング(WG)として見たんだ。サブ組は本当に素晴らしかった。彼らはゴールに絡んだし、チームに非常の多くのフィジカルとクオリティ、エネルギーをもたらしてくれた」

 20年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けて“難関”と見られていたマンチェスター・シティ戦で勝利を飾ったアーセナル。インターナショナルウィーク明けの 21日の次節では、アウェイでチェルシーと対戦する。

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