最強ヘリAH-64E「アパッチ」ポーランドでメンテナンス可能に! 約100機はロシア国境に近い部隊へ

早ければ来年には引き渡しが始まるそう。

配備先はロシア国境に近い東部の部隊

 ポーランド国防省は2023年9月25日、アメリカの大手航空機メーカー、ボーイングとAH-64E「アパッチ」攻撃ヘリコプターのオフセット契約を締結したと発表しました。 これはポーランドの航空機メーカー、WZL社でAH-64E用のレーダーやミサイル誘導システムの保守整備を行えるよう、サービスライセンスを与えるもので、これによりポーランド国内で高度なメンテナンスまで行えるようになるとしています。

 AH-64Eは、AH-64「アパッチ」シリーズの最新型で、エンジンを新型に換装することで飛行速度が向上したほか、滞空時間の増加、戦術情報を共有できる新しいデータリンク機能を備えています。 キモとなっているのが、主ローター上部に搭載した円盤状の火器管制レーダー「ロングボウ」で、これについても今回の合意によってポーランド国内で修理まで行えるようになるといいます。 また、今回の契約締結に伴い、AH-64E「アパッチ」の基幹部品に関するサービスセンターが、ポーランド北西部の都市ブィドゴシュチュにあるWZL社の工場に建設されるそうです。 ポーランドはAH-64Eを96機調達する計画で、予定通り進めば来年にはポーランドに引き渡されるとのこと。なお、納入を早めるために当初はアメリカ陸軍が保有するなかから、リースという形で用意される模様です。 なお、配備先としては、同国東部に駐屯する陸軍第18機械化師団の名前が挙がっています。これは、ベラルーシやロシアの脅威に備える体と説明されています。

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