<ツアー選手権 2日目◇25日◇イースト・レイクGC(ジョージア州)◇7346ヤード・パー70>
腰痛を抱えるロリー・マキロイ(北アイルランド)は第2ラウンドで「67」をマーク。ツアー選手権のコース、イースト・レイクGC(パー70)でのイーブンパー以下を連続30ラウンド達成、首位と6打差のトータル10アンダー・7位に踏みとどまり、4度目の年間王者に望みをつないだ。
「動きには制限はあるけれど、なんとかがんばった」とホールアウト後のマキロイ。今週初めにフロリダ州の自宅でトレーニング中に痛めた右側の腰は、初日よりも良くなったものの痛みを抱えてのプレーだったという。「スイングスピードがでないから、昨日は1クラブ、きょうは通常よりハーフクラブ飛距離が違った」とマキロイ。長いクラブでは姿勢がアップライトの分初日よりずいぶん良くなったが、むしろ短いクラブで姿勢を保つのに苦労しているという。「だから腕を使うことになりアイアンショットは左へのミスが多かった。それでも自分のできるベストでマネジメントをした」と3アンダーに胸を張った。
痛みは消えていないが、プレーは続行するという。「棄権することは考えていない。とにかくトライをする。日ごとに良くなっていくと願っている。昨日よりきょうのほうがずっと良くなったから」と前向き。
さらに米PGAツアーは今週でシーズンは終了するが、実はマキロイのシーズンは終了していない。1週のオフを過ごしたあとはDPワールド(欧州)ツアーへ参戦。9月7日に開幕をする「ホライゾン・アイルランドオープン」(ザ・Kクラブ、アイルランド)、その翌週は欧州のフラッグシップ大会「BMW・PGA選手権」(9月14〜17日・ウエントワースC、イングランド)に出場予定。「アイルランド・オープンとウエントワースは出る」ときっぱりだった。(文・武川玲子=米国在住)