
ローマは16日、パリ・サンジェルマン(PSG)からアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスを完全移籍で獲得したことを発表した。
契約期間は2025年6月30日までの2年間で、背番号はかつて元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ氏も背負った「16」に決定した。移籍金については明らかになっていないが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、400万ユーロ(約6億4000万円)がPSGに支払われたとのこと。また、1年間の契約延長オプションも付随しているようだ。
現在29歳のパレデスは母国の名門ボカ・ジュニオルスでプロデビューを飾り、2014年夏にローマに加入した。その後はエンポリやゼニト(ロシア)を経て、2019年1月にPSGに完全移籍。2021-22シーズンまでの約3年半で公式戦通算117試合に出場し、3度のリーグ・アン制覇を含む合計9つのタイトルを獲得した。昨シーズンはレンタル先のユヴェントスで公式戦通算35試合に出場。レンタル期間の満了に伴い、今夏にPSGに復帰したものの、構想外となっていた。
また、2017年6月にデビューを飾ったアルゼンチン代表では、ここまで国際Aマッチ通算54試合に出場し5ゴール7アシストをマーク。昨年のFIFAワールドカップカタール2022では、5試合に出場しアルゼンチン代表の優勝に貢献したほか、2度のコパ・アメリカを経験している。
2017年夏の退団以来、約6年ぶりのローマ復帰となったパレデスは、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「ローマに戻ってくることはいつも特別なことだが、選手としてこのクラブに復帰するのはさらに特別だ。歓迎してくれたファンと、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせたクラブに連れ戻してくれたローマに感謝したい。昨年はワールドカップがあり、僕にとっては信じられないほど幸せな年だった。さらなる成功を掴みたいし、このクラブであればそれが可能だと思っている」
【動画】パレデスがローマに帰還!