渋野日向子は『お花畑』から“生還”も、まさかの結末が… 「ちゃんと打てたのに台無し」

<AIG女子オープン 初日◇10日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>
 
ウォルトン・ヒースGCのフェアウェイ脇などに咲き誇る、紫色の花『ヘザー』。見た目こそかわいらしいが、茎が硬く、さらに密集して生えているため、開幕前の選手たちは一様にそこへの警戒心を口にしていた。そして開幕前に「お花畑」と表現していた渋野日向子が、さっそくそこで“対決”するシーンも初日に見られた。
それが3つ落として迎えた14番パー4。ティショットが左に飛び出し、ヘザーの生息地に飛び込んだ。開幕前には「(深く入ると)アンプレヤブルや、短いウェッジで出すだけになる」ということも想定していたが、この時は生い茂っている箇所は回避し、なんとかアイアンを握ることができた。
 
「枝の上に乗ってた。『行ったれ~!』って(笑)。コロコロ転がりました」。7番アイアンで放ったリカバリーショットは、距離こそピンまで20メートルほど残したが、なんとかグリーンに乗ってパーオンに成功。最悪の事態は免れた。
 
しかし、この話には続きが。そのファーストパットが2.5メートルショートすると、さらにパーパットもカップをすり抜けてしまった。「乗って3パット(笑)。(13番でも)3パットしてたからティショットは大事だと思っていた。バンカーに入れるよりはよかったかなとも思うけど、ちゃんと打てたのに…台無しですね」。直前のホールでもグリーン上で苦戦してボギーを叩いていたこともあり、なんともやるせない気持ちになった。
 
「お花畑なので、あまり踏みたくない」と言っていた場所だったが、この日は1回だけ踏み込んでしまった。3オーバー・103位タイからの巻き返しのためにも、なんとか残りのホールでは“鑑賞用”としてその景色を楽しむにとどめたいところだ。(文・間宮輝憲)

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