
チェルシーが、リーズに所属するアメリカ代表MFタイラー・アダムズの獲得を検討しているようだ。5日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在24歳のアダムズはニューヨーク・レッドブルズの下部組織出身で2019年1月にライプツィヒに完全移籍で加入し、公式戦通算103試合の出場で2ゴール4アシストを記録。2022年7月にリーズに加入した。また、2017年11月にはアメリカ代表デビューも果たしており、これまで通算36試合の出場で1ゴールを記録している。
2022-23シーズンはプレミアリーグで24試合に出場したものの、チームは19位に終わって降格が決定。チャンピオンシップ(2部)でのプレーに乗り気ではないアダムズはわずか1年でのリーズ退団の可能性が浮上している。
そんなアダムズにはアストン・ヴィラや他の複数クラブから関心が寄せられているなか、中盤の補強に動いているチェルシーも興味を寄せているという。報道によると、同選手の契約には降格した場合に発生する2000万ポンド(約36億円)の契約解除条項が付随している模様で、チェルシーはこれを発動させて同選手を獲得することを検討しているようだ。
すでにチェルシーはアダムズと正式に契約を結ぶ準備を進めており、同選手自身もチェルシー加入に前向きになっていることから、早ければ13日に行われるリヴァプールとのプレミアリーグ開幕戦を前に契約を完了させる可能性もあることが伝えられている。
なお、チェルシーはかねてより関心を寄せているブライトンに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセドの獲得を諦めてはおらず、アダムズを獲得したとしても移籍市場最終日まで交渉を続けていくという。それでも、獲得が不可能になった場合に備えてパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスを代替選手として候補に挙げていることも明らかになっている。