西武バスの「秘境路線」1年ぶりに復活なるか? 秩父の狭隘区間 運行は「再検討する」

車幅ギリギリの山道を分け入る、奥秩父の「狭隘路線」です。

昨年9月から短縮運行中

 西武観光バスは2023年7月27日(木)、道路被災により一部運休が続く秩父市のバス路線「中津川線」について、道路復旧の状況を確認しながら、運行再開を再検討すると発表しました。 中津川線は秩父駅から三峰口駅を経由し、国道140号から外れてさらに山奥の渓谷へ向かう路線。終点付近は谷斜面にへばりつくような狭隘区間で、西武バスのなかでも屈指の「秘境路線」として人気です。 その中津川線は、昨年9月から道路が斜面崩壊で長期通行止めとなり、国道140号の川又バス停までの短縮運行が続いています。ファンの間では「このまま廃止になってしまうのではないか」と懸念する声もありました。 埼玉県はこの区間について、「県道を埋め尽くした土石を除去し、通行の安全のため、仮設門型防護柵を設置しました」として、8月1日から通行止めを解除すると発表。 これをうけ西武観光バスは「再検討する」として、秘境区間の復活に期待を持たせる発表となりました。道路が通行可能となっても、引き続き土砂撤去や法面工事が予定されていることから、それらの状況を見て、当該区間への乗り入れを判断するとしています。 なお奥秩父は谷筋に沿う狭隘道路に複数の路線バスが運行されており、北側の長沢線や、小鹿野町営バスの白井差線や日向大谷・三峰口線も、負けず劣らず「崖っぷち」の秘境を奥深く分け入る路線となっています。

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