チェルシーが獲得に迫っているレンヌに所属するU-19フランス代表MFレスリー・ウゴチュクはそのままレンタル移籍となるようだ。30日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
2004年3月26日生まれで現在19歳のウゴチュクは、191センチメートルのMF。レンヌの下部組織出身で、2021年4月にトップチームデビューを果たした。中盤の底でのプレーを本職としながら、2022-23シーズンは公式戦35試合に出場するなど、これまで通算60試合に出場。また、U-17から世代別のフランス代表にも選出され、現在はU-19同代表で通算6試合に出場している。
イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などの報道によると、チェルシーは2300万ポンド(約42億円)を支払うことでレンヌと合意した模様で、ウゴチュクのチェルシー加入は決定的になっているという。それでも、同選手はチェルシーのトップチームに加わるか、そのままレンタル移籍となるかは不透明となっていた。
そんななか、30日に行われた「プレミアリーグ・サマーシリーズ」のフルアム戦後に、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は記者団に対して獲得が噂されているウゴチュクがレンタル移籍となる方針であることを明かした。
「あなたは中盤に経験のある選手が必要かについて話したいのだと思う。私が持っている情報はあなたと同じだ。私の情報は、おそらくレンタルに出すという考えでフランス出身の選手と契約した。その情報はあなたもすでに持っているだろう」
また、同日に獲得が決定的と報じられたモナコに所属するフランス代表DFアクセル・ディサシについては「(ウェズレイ・)フォファナが負傷したことにより、そのエリアを補強する必要があることは明白だと思う」と語るにとどめたものの、報道通りに獲得に動いていることを認めている。
なお、ウゴチュクのレンタル移籍先は、今年6月にチェルシーのオーナーを務めるコンソーシアム『BlueCo』が買収したストラスブール(フランス)となることが予想されている。