セリエA残留プレーオフは18位ヴェローナに軍配! 17位スペツィアが降格

 今シーズンのセリエAで降格する最後の1クラブが決定した。

 2022-23シーズンのセリエA最終節は4日に終了し、19位クレモネーゼと20位サンプドリアの降格が決定していたなか、今シーズンからの新レギュレーションにより、残り1枠の降格枠が決まっていなかった。

 勝ち点で並んでいたスペツィアとヴェローナは、当該チーム間の勝ち点によって17位がスペツィアで18位がヴェローナとなっているが、新レギュレーションでは降格圏をまたぐ順位で複数チームが最終勝ち点で並んだ場合は、得失点差などのそのほかの成績にかかわらずプレーオフが開催されることになっており、導入1年目にして一発勝負となる残留プレーオフが実施された。

 試合は開始早々の5分にダヴィデ・ファラオーニのゴールでヴェローナが先制したものの、15分にイーサン・アンパドゥのミドルシュートが相手選手に当たりながらネットに突き刺さり、スペツィアが試合を振り出しに戻した。

 それでも、26分にミラン・ジュリッチとの見事なワンツーからシリル・ウンゴニエが勝ち越しゴールを奪うと、38分にもカウンターからウンゴニエがネットを揺らし、ヴェローナがリードを2点に広げた。

 68分にはファラオーニがゴール前での決定機を右手で弾き出したことで一発退場となり、ヴェローナが10人となる。このファウルにより、PKを得たスペツィアだったが、キッカーを務めたムバラ・エンゾラのシュートをGKロレンツォ・モンティポが防ぎ、得点差を縮めることができず。

 その後、最後までスコアは動かず、このまま試合終了。リードを守り切ったヴェローナが残留を果たした。一方、敗れた17位のスペツィアは逆転で2019-20シーズン以来となる降格が決定した。

【スコア】
スペツィア 1-3 ヴェローナ

【得点者】
0-1 5分 ダヴィデ・ファラオーニ(ヴェローナ)
1-1 15分 イーサン・アンパドゥ(スペツィア)
1-2 26分 シリル・ウンゴニエ(ヴェローナ)
1-3 38分 シリル・ウンゴニエ(ヴェローナ)

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)