
マンチェスター・Uは、元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドをレンタル移籍させる可能性があるようだ。8日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在21歳のグリーンウッドは7歳からマンチェスター・Uの下部組織に所属し、2019年には17歳の若さでトップチームデビュー。クラブから背番号「11」を与えられるなど将来を期待されていたが、2022年1月に恋人であるハリエット・ロブソンさんに対するレイプと暴行容疑で逮捕。その後、レイプ未遂、支配的で強制的な行動、実際に身体的危害を与えた暴行などの罪で起訴され、マンチェスター・Uでの活動が停止となっていたが、今年に入り起訴が取り下げられた。
同紙によるとマンチェスター・Uは、グリーンウッドとの週給7万5000ポンド(約1300万円)に及ぶ契約を2年残しており、最長1年に渡るレンタル移籍を検討している模様。すでにトルコからオファーが届いているものの、本人はレベルの高いリーグでのプレーを望んでいるため、イタリアかスペインが移籍先の候補として挙げられているようだ。
しかし、同選手の社会的立場から移籍には大きなハードルが存在すると指摘し、ミランのようなアメリカ人が所有するクラブへの移籍は難しいと見解を述べた。また、現在進行中と報じられるマンチェスター・Uの買収交渉次第でも、グリーンウッドの将来は大きく変動すると見られている。
一方、世間の反応によってはグリーンウッドを放出する可能性もあると伝え、去就についてはクラブが行っている同選手への調査結果が重要となるようだ。チームを率いるエリック・テン・ハフ監督はインタビューで、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの負担軽減のため新たなストライカーが必要か問われ「(グリーンウッドは)過去にそれができることを示した」と語っており、同選手の動向に注目が集まっていた。