星野陸也は出場権が舞い降りて3年連続の出場 欧州ツアー転戦で得た自信で上位進出へ

<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇17日◇オークヒルCC(米ニューヨーク州)◇7394ヤード・パー70>

今季はDPワールド(欧州)ツアーを主戦場にしている星野陸也。先週のベルギー戦を終えて、今週月曜日はイギリスで「全米オープン」の最終予選会を受けるスケジュールを組んでいた。そのなかで、急きょ舞い降りた海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」の出場権。「すごいうれしいですね、よかったです」と笑顔を浮かべながら、月曜日にコースに到着した。
火曜日の午後にアウト9ホール、開幕前日の水曜日にはイン9ホールをプレーしてコースを確認。総距離が長く、密度の高いラフ、硬くて速いグリーンなど「全体的に難しい」という印象を抱いた。「ボギーは来てしまうので、ダボにならないように。パーを積み重ねていって、1ホールで崩れないようにするのが重要」と話し、「ラフに絶対行くのでそのときにライをしっかり見極めたい」とポイントを挙げながら、ガマン比べのなかでしっかり耐え抜くことを目指していく。

初出場だった2021年大会から、これで3年連続の出場。「芝質とかいろんな経験をたくさんしてきた。例えば“あのコースと比べたらここはまだ楽だ”とか(思えるようになった)」と、いろんな国、コースで技を磨いてきた。今週のラフはかなり厄介者だが、「トリーパインズのラフに比べたらまだ打ちやすいかな」。メジャー自己最高位の26位タイで終えた、21年の「全米オープン」の舞台を引き合いに出しながら、気楽に感じることもできている。

そして磨いてきた技にも自信を持ち始めている。難しいシチュエーションのなか「いままでは5回に1回しか上手くいかなかったことが、2回に1回になったり。確率が上がっていると思うので、ビビらずに、そういう(難しい)場面に来たときにチャレンジしてきたい」とタフさもウェルカムだ。

今季自身初、そして8度目のメジャー大会で目標とするのは「メジャーで自分の一番いい成績」で終えること。「トップ10入りを目指して、まずは予選通過をしっかりして自信をもってプレーしていきたい」。世界を股にかけた転戦でつけた力を、大舞台で発揮したい。(文・笠井あかり)

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