新生“ラ・ロハ”の船出を控え…久々招集のセバージョスが指揮官への信頼を語る「理想的なコーチ」

 レアル・マドリード所属のスペイン代表MFダニ・セバージョスが、スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督への信頼を口にした。20日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 昨年のFIFAワールドカップカタール2022で優勝候補の一角と目されながら、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)でモロッコ代表に敗れ、早々と大会を後にしたスペイン代表。大会終了後にルイス・エンリケ前監督の退任が発表され、長年育成年代で指揮を執ってきたデ・ラ・フエンテ監督が新たにラ・ロハ(スペイン代表の愛称)の指揮官に就任した。

 再スタートを切ることとなったスペイン代表は、今月のEURO2024予選で25日にホームでノルウェー代表、28日にアウェイでスコットランド代表と対戦する。デ・ラ・フエンテ監督はカタールW杯後初の実戦、そして自らの初陣に向けて今月17日に代表メンバー26名を発表。MFガビ(バルセロナ)やFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)らお馴染みの面々が招集された中、セバージョスが2020年10月以来約2年半ぶりとなるメンバー入りを果たした。

 久々の代表選出となったセバージョスにとって、デ・ラ・フエンテ監督は関係性の深い人物と言える。U-19代表やU-21代表、U-23代表時には、デ・ラ・フエンテ監督に直接指導を受け、2015年のU-19欧州選手権や2019年のU-21欧州選手権では大会制覇を経験。また、デ・ラ・フエンテ監督が指揮官を務めた2021年の東京オリンピックでは、オーバーエイジ枠としてチームに帯同。背番号「10」を背負いプレーした。

 恩師とも言うべきデ・ラ・フエンテ監督のもと、久々にA代表メンバーに名を連ねたセバージョス。スペインサッカー連盟(RFEF)に対し「3年間ほど代表に来る機会がなかった。僕は大きな熱意と意欲を持って帰ってきた。この機会を最大限楽しみたいと思う。試合前に国家を聞くのはとても感動的だし、代表チームの雰囲気が好きなんだ」と同国代表としてプレーすることへの喜びを語った上で、デ・ラ・フエンテ監督について次のようにコメントしている。

「彼の信頼を得ていたことは知っていたよ。U-19やU-21の欧州選手権など、僕のキャリアにおける最も美しい瞬間のいくつかを共に経験した。僕は彼のことを何年も前から知っている。個性的で非常に情熱的な人だよ。このような代表チームにとって、若い選手を育て続けることを考えれば、彼は理想的なコーチだよ。僕はこのチームの中で模範的存在になりたいと思っている。チームのリーダーを務めることは、フットボールで最も美しいことの1つだしね」

 久々にラ・ロハの中盤に戻ってきたセバージョス。絶大な信頼を寄せるデ・ラ・フエンテ監督のもと、どのようなプレーを見せるのだろうか。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)