三笘薫が2点に絡むもブライトンは敵地でドロー決着

 プレミアリーグの第27節が11日に行われ、日本代表MF三笘薫が所属するブライトンは敵地でリーズと対戦した。

 三笘は、この試合でも左ワイドの位置で先発出場。序盤は出足の鋭いリーズに押し込まれる場面もあったブライトンだったが、三笘も粘り強い守備で対応していくと33分に先制点が生まれる。右サイドの深い位置でボールを持ったMFパスカル・グロスが上げたクロスをファーサイドの三笘が頭で折り返し、これをゴール前のMFアレクシス・マック・アリスターがヘッドで押し込んだ。

  三笘のアシストから先手を奪ったブライトンだったが、40分に自陣でのボールロストから追い付かれてしまう。リーズはゴール正面の位置でボールを持ったFWパトリック・バンフォードがボックス手前から右足を振り抜くと、DFの足に当たって軌道が変化したシュートがゴールネットを揺らし、試合は振り出しに。

 その直後には左サイドの裏に抜け出して再びマック・アリスターのシュートを演出したが、これは枠を捉えきれなかった。すると1-1のまま迎えた61分、ボックス左でボールを持った三笘が縦への鋭い持ち出しからゴール前へセンタリングを送ると、これが相手DFとGKに当たってファーサイドに流れ、最終的にはクリアを試みたMFジャック・ハリソンのオウンゴールを誘発。三笘の仕掛けがブライトンの勝ち越しゴールを演出する格好となった。

 ボールを支配するブライトンは度々ゴールへと迫るものの、ゴールネットを揺らすまでには至らず時間は経過。そして78分、左サイドでCKを獲得したリーズが素早いリスタートを見せると、ボックス左でボールを持ったハリソンが右足でゴールネットを揺らし、オウンゴールの借りを返した。

  三笘は試合終盤にも裏への抜け出しでリーズの脅威となったが、最後のところで合わせきれずに試合は2-2で終了。依然として降格圏内の19位に位置するリーズにとっては大きな勝ち点1に。一方のブライトンは未消化試合が多く残る中でも7位と、来季の欧州カップ戦出場を狙える位置につけている。

【スコア】
リーズ 2-2 ブライトン

【得点者】
0-1 33分 アレクシス・マック・アリスター(ブライトン)
1-1 40分 パトリック・バンフォード(リーズ)
1-2 61分 ジャック・ハリソン(OG/ブライトン)
2-2 78分 ジャック・ハリソン(ブライトン)

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