
<ザ・ホンダ・クラシック 最終日◇26日◇PGAナショナル(米フロリダ州)◇7125ヤード・パー70>
米ツアー屈指の難コース・PGAナショナルで行われていた「ザ・ホンダ・クラシック」は全日程が終了。試合は最終日最終組で回るクリス・カークとエリック・コール(ともに米国)のマッチプレーの様相となった。
カークが1打リードして迎えた最終18番パー5。ティショットではきっちりフェアウェイをとらえたが、グリーンを狙ったセカンドショットをまさかの池ポチャ。ここでコールがバーディを奪えば…という展開だったが、3打目の35ヤードのアプローチはピンをオーバーして寄せられず、4オン1パットのパー。対するカークはドロップした4打目を5メートルにつけるも、パーパットを外してボギーとし、ともにトータル14アンダーでプレーオフに突入した。
日没が迫るなか、再び18番ティに戻ってきたプレーオフ1ホール目。先に打ったカークはティショットを右のラフへ曲げる。しかも目の前に木があって2オンは狙えない状況に。後にティショットを打ったコールはしっかりフェアウェイをとらえる。カークはレイアップを選択し、残り108ヤードの3打目を40センチにつけてバーディを確実とする。このショットにサムアップを送ったコールは3メートルのバーディパットを外して決着。カークが8年ぶりのツアー5勝目を挙げた。
コールの母親は“フェアウェイの妖精”と呼ばれた美人ゴルファー、ローラ・ボー。34歳にして今シーズンからPGAツアー参戦を果たしたが、初優勝とはならなかった。