
■前回のあらすじ
出向で玲衣との仲も復活した誠人。さらに出向の延期により、残してきた家の売却をすることに。実家を頼ってばかりだった玲衣も、今ではとてもたくましくなり…。
妻実家のそばに住んでも、お互いの居心地のよい距離感を見つけて、付き合っていける人も多いことでしょう。でも「お金を出してやった」と思う義父と「すべてのことを自分で行いたい」僕とのプライドがぶつかり合ってしまい、お互いにうまい落としどころを見つけることができませんでした。
もっと家のことを決める前に義両親と付き合い、そばにいても別家族として支え合える関係性か見極める必要があったといまでは思っています。そして実家に依存しがちだった妻が、僕とお義父さんの間で緩衝材の役割が果たせれば結果は違っていたかもしれません。
でも自分を弱いものだと信じ込んでいた妻が自信をつけ、僕もお義父さんとの適切な距離感を見つけられたことで、僕たち家族にとってはこれで良かったんだと思っています。
※この漫画は実話を元に編集しています