石川遼は3つのパー5で1イーグル・2バーディを奪取 「3を狙わず4を獲りにいった」

<ダンロップフェニックス 3日目◇21日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7027ヤード・パー71>

石川遼は3つあるパー5すべてでスコアを伸ばし、1イーグル・3バーディ・1ボギーの「67」でホールアウト。初日の3オーバー・71位タイの出遅れから、2日間でトータル5アンダー・17位タイまで順位を上げてきた。今大会での最高スコアは2008年のトータル7アンダー。その12年前の2位を最後にトップ10入りはない。苦手としていたフェニックスCCの攻略法が見えてきたようだ。

インのトップからスタートした石川は、出だしの10番をいきなりボギーとしてしまう。その後、17番までパーを並べて、最初のパー5となる右ドッグレッグの18番を迎えた。初日はアゲインストだったことからティショットで3番ウッドを選択。3打目に80ヤードを残し、4メートルを入れてバーディを獲った。2日目はドライバーを握ったが「ドローボールで狙ったんですけど、かなり右の林が気になって、右に球を出し切れなかった」とパーで終えた。

そして、今日の風は左からのフォローだった。「昨日は余裕がなくて、フェードという選択肢が自分になかった。ティショットを風に乗せてフェードで攻めたらうまくフェアウェイに行ってくれた」とピンまで残り224ヤードのフェアウェイに運んだ。5番アイアンで打ったセカンドショットは「フォローだったので止まる感じではなかった。7、8ヤード転がってピンの1メートルちょっと奥についた」。これを沈めてイーグルを奪った。

「今日は初めて(ドライバーで)フェードで打ってみたんですけど、目にフィットしやすいというか、すごくイメージしやすいと思いました。1つ発見がありました」と新たな18番の攻略法を手に入れた。

次のパー5は後半に入った4番。ドライバーで打ったティショットはフェアウェイを少しだけ外れて右のラフへ。そこから5番ウッドで2オンを狙うも、「テンプラみたいな当たりで飛ばなかったんですけど、たまたまラッキーでフェアウェイにいってくれた」と、ピンまで30ヤードの花道につける。運も味方につけながらピッチ&ランで1メートルに寄せて、バーディを獲得した。

6番パー3で6メートルを沈めてトータル4アンダーとして、最後のパー5となる7番を迎えた。「7番は狙い通り。4を獲りにいって4を獲ったという感じ。今日はフォローで3という数字を見たくなるんですけど、ドライバーの落としどころが非常に狭くて、3を狙いにいくことによって簡単に5になってしまう。あの流れでパー5を獲れないということだけは避けたいと思った」とティショットでは5番ウッドを選択してフェアウェイをキープした。セカンド地点で最初は3番ウッドを握っていたが、5番ウッドに持ち替えたところも冷静だった。

「右の手前に距離のあるバンカーがあって、そこを超えるのに260ヤードぐらいだった。ちゃんと当たれば越えるんですけど、毎回毎回ちゃんと当たるわけではない」。少しでもショートすればバンカーに入り、それを嫌ってつかまえると今度は左サイドのバンカーに入る状況。「25ヤードのバンカーショットと、40ヤードのフェアウェイのアプローチで、100回やったらどっちがバーディを獲れるかを考えた」と5番ウッドで手前40ヤードに刻み、低いピッチショットで奥のピンに対して手前80センチにピタリ。最後のパー5でもしっかり“4”を刻んだ。

この40ヤードを残したところにも根拠がある。「この8カ月間、ずっと僕の苦手だった40ヤード、50ヤードくらいを徹底的に練習して努力してきた。ちょうど課題の距離ではあったので、そこをあえて残した」のだという。

初日は1つだけ、2日目は1つもバーディを獲れなかったパー5だったが、『ドライバーのフェード』、『40ヤードのアプローチ』と攻めの選択肢を増やして、この日は4つスコアを伸ばすことができた。

明日の最終日の宿題は1オン可能な13番パー4だ。「13番はこの3日間獲れていないので、やっぱり13番を獲れるゴルフをしたい」。大会記録は99年の丸山茂樹と16年の池田勇太がマークした「61」。攻めに転じた石川が、最終日にどんなゴルフを見せるか期待したい。(文・下村耕平)

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