国交正常化文書に署名=イスラエルと湾岸2カ国

 【ワシントン時事】イスラエルは15日、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン両国と国交を正常化する合意文書に署名した。イスラエルと長年敵対してきたアラブ諸国の中で、イスラエルと国交を結ぶのはエジプト、ヨルダンに続いて計4カ国となる。合意を仲介したトランプ米大統領はホワイトハウスで開かれた署名式典で「新しい中東の夜明けだ」と述べ、11月の大統領選に向けた外交成果としてアピールした。
 トランプ氏は式典に先立ち記者団に「少なくとも5、6カ国がすぐに追随する」と述べた。イランの脅威を背景に、アラブ諸国の間でパレスチナ問題の解決よりも対イランで利害の共通するイスラエルとの関係改善を優先する流れが加速する可能性がある。湾岸諸国の盟主サウジアラビアの動向が今後の焦点だ。
 署名式には、イスラエルのネタニヤフ首相、UAEのアブドラ外相、バーレーンのザイヤーニ外相が出席した。トランプ氏によれば、合意に基づきイスラエルとUAE、バーレーンは相互に大使館を設置し、大使を交換。観光や貿易、保健、安全保障などの分野で協力していく。
 合意ではUAEが正常化の条件とした占領地ヨルダン川西岸の併合凍結について、イスラエルが凍結を表明した8月の共同声明を「再確認する」という表現にとどめた。アブドラ氏は式典で、併合凍結について「ネタニヤフ氏に感謝する」と述べ、約束を守るよう念押しした。 
〔写真説明〕15日、米ホワイトハウスで、国交正常化合意文書への署名を終えたバーレーンのザイヤーニ外相(左)、イスラエルのネタニヤフ首相(左から2人目)、アラブ首長国連邦(UAE)のアブドラ外相(右)の間に立つトランプ大統領(AFP時事)

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