この夏は免疫力低下からくる「帯状疱疹」にも気を付けて

帯状疱疹になりやすい人は?

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帯状疱疹と同じウイルスの病気は?


今年の夏は、「帯状疱疹」にも注意しましょう。

帯状疱疹は、実は子供がよくかかる「水痘(みずぼうそう)」のウイルスと同じウイルスであることは知っていますか?

帯状疱疹は、子供のころに水ぼうそうにかかったことがある人なら誰でもなり得る疾患です。年間で約60万人が発症していると推定されています。
日本人では加齢に伴って増加する傾向があり、50~70代に多く発症していると言われています。帯状疱疹を発症している人の全体の約7割は50歳以上の人であるとの報告もあります。

高齢者が帯状疱疹にかかりやすくなるのは、加齢とともに免疫力が落ちてしまうためです。
子供のころに水ぼうそうの予防注射をしている人であっても、その効力が切れている場合もあると言われています。
後遺症対策のために任意ではありますが、追加の予防注射を進める場合もあります。

特に季節の変わり目には、風邪などで体調をくずし、免疫力が低下しやすくなるため発症しやすいと言われています。現在は新型コロナウイルス感染症の感染に再び拡大傾向が見られ、毎日不安に感じている方も少なくないと思います。高齢者にとっては、新型コロナウイルス感染予防を心掛けながら健康を維持していくことが大事です。


帯状疱疹の症状は?


帯状疱疹の症状

帯状疱疹の症状には個人差があり、痛みは昼夜を問わず、チクチクとした痛みを感じる人が多いようです。痒みも感じられるため虫刺されやかぶれと間違う方が非常に多いのですが、帯状疱疹の場合、水ぶくれより先に痛みがあります。そして痛みや痒みは皮膚の表面ではなく、奥の方で感じ、初期には痒みだけを感じる人もいます。

やがて痛みが生じた体の左右どちらか片側に赤い発疹が生じ、進行すると発疹は帯状に広がり、やがて水疱になります。発症しやすい部位は、胸、背中、腹部、顔、頭部です。皮膚の症状が出現する前は、帯状疱疹とは思わず、「胸が痛いから狭心症かな?」「肩が痛むから五十肩かな?」などと勘違いする人もいます。

帯状疱疹を発症した時は、体がひどく疲れていたり、大きなストレスを感じていたり、免疫力を低下させる何らかの要因が私たちの体に負荷をかけています。しっかりと治療をすることで、後遺症である帯状疱疹後神経痛を回避させたり軽症で済ませられることもあります。無理せず休息をとり、きちんと治療をしましょう。

そして、後遺症を引き起こさないためにも早期治療がとても大切です。そのためにも初期症状をしっかり把握しておくことも重要となります。

 
【執筆者プロフィール】
国府田 正枝(こうだ まさえ)
松戸市在住。病院や高齢者施設、地域包括支援センターなどで医療的専門知識や経験を積むだけでなく、介護・福祉の現場での幅広い経験をもち、各々の立場から問題解決の糸口を見つけることを得意とする。
自らの闘病体験を機に、「病気はなってからではなく、ならない方がいい」を実感し、「元気なうちから健康なからだつくり」のために活動中。
高齢化社会のこの時代を、自分らしくより良い生活を目指すために「予防医学」「地域共生」をテーマに持ち、コミュニティナースとして活動することを決心。
アロマのある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り、健康寿命を延ばすことを目指す。令和元年8月まちなす・Laboを立ち上げ、出張型「まちなか保健室」を企画・実施。
現在、会社と従業員の健康のための支援事業を準備中。

 
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