
ナイキは、2020-21シーズンのプレミアリーグで使用される新公式球を発表した。
●まるでゴルフボール!? 表面の溝で安定性が飛躍的に向上
今回発表されたのは、今月ナイキから発表されていた最新サッカーボール『NIKE FLIGHT』にプレミアリーグ専用のデザインが施されたもの。従来の表面が滑らかなボールは、ロングシュートや大きなサイドチェンジがキッカーの意図とは違う方向にブレていくことがあるなど、飛行安定性に欠ける面があった。それを受け、『NIKE FLIGHT』には表面に細かな溝を作られており、これによって空気の流れをコントロールして飛行精度を高めるという狙いが施されている。ナイキは開発ラボで8年もの間、多くの選手データをもとにしたテストを繰り返し行いこの技術を実現したという。ナイキによれば、従来のナイキ製ボールより30パーセント正確な飛行が可能になった。
●ケインがボール性能に求めるもの…「安定していることが何よりも重要」
『NIKE FLIGHT』が来季のプレミアリーグ公式球に決定したことを受け、ナイキ契約選手でもあるトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインがコメントを発表。ボールに求める性能について、「常に自分が欲しいところにコントロールできることだよ」と語り、ボールがプレーに与える影響の大きさを説いた。
「ボールは、安定していることが何よりも重要なんだ。自分がプレーしているボールに安心感を持つことが、プレー自体への自信につながるんだよ」
『NIKE FLIGHT』に施されたプレミアリーグ仕様のデザインには、スピードや正確さといった同リーグの特徴が反映されているという。激しいながらにクリーンに競い合い、スピーディーにゴールを目指すイメージが実現されている。
プレミアリーグ用にデザインされた『NIKE FLIGHT』は、7月29日にNike.comで発売される。