客殺到、食品買いだめ=外出自粛でスーパーなど―業界団体「冷静対応を」

 新型コロナウイルスの拡大防止のため、首都圏の自治体が週末の外出自粛を要請したことを受け、東京都内のスーパーなどには26日、客が殺到し、食料品を買いだめする動きが広がった。一部に欠品も出たが、業界団体は「物流は滞っておらず、欠品は徐々に回復する。慌てないで」と呼び掛けている。
 「残り1個だった」。都内に住む医療関係者の40代女性は、自転車でスーパー3軒を回り購入したレトルトカレーを手に笑顔を見せた。「コーンフレークも買えた。夕食を食べたら次は旦那が買いに行く」と語った。
 中央区のスーパーではカップ麺や米、冷凍食品がほぼ売り切れ、店員が弁当の補充作業に追われていた。買い物袋四つを手に店から出てきた女性会社員(35)は「仕事が平日休みでよかった。早くこの状況が終わってほしい」と話した。
 関東地方で展開するスーパーチェーンの担当者によると、食料品などを求める客は、25日夕から都心部の店舗を中心に増え始めた。26日も朝から殺到し、レジは長蛇の列に。商品の補充も満足にできず、本社の管理職まで各店の応援に入った。
 一部商品は欠品し、卵や納豆、水も品薄状態が続く。インターネットでの注文も一部店舗で受付件数が上限に達し、利用できなくなった。担当者は「買いだめが続けば、しばらく元に戻らないかもしれない」と不安そうに話した。
 全国スーパーマーケット協会の名原孝憲広報課長は、肉や野菜などの生鮮食料品は毎日納品され、米やパスタなども2日に1回は入ると強調。「物流は滞っていないし、店が閉まるわけでもない」と冷静な対応を求めた。 
〔写真説明〕開店前のスーパーに並ぶ人々=26日午前、東京都大田区

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