【チャ子ちゃん先生の課外授業】もっと、日本人であることを識る

絹
あなたは、自分が日本人であることを意識していますか?グローバル化、多様化が進む現代では、日本人そのものも変化をしていきます。今回は、日本が高度経済成長が始まるころ、女性誌創刊の頃に記者として活躍された中谷比佐子さんに、日本人とは?についてお聞きしました。

あなたは自分が「日本人であること」を意識したことがありますか?どういうときに自分は日本人だなあ、ということを意識するのでしょうか?


日本人の最大の特徴「丹田が三つある」


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ここで「チャクラ」の話をいたします。
「チャクラ」は人の体の中でエネルギーを回転させる車輪のようなもので、七つの拠点があるのです。
第一チャクラはモノを生み出す性器のある場所と血の流れ
第二はへそを中心にしたところ、
第三は胃を中心に、
第四は胸、心臓界隈、
第五は喉、呼吸器あたり
第六は眉間周囲
第七は頭部から百会のあたり。
そしてこの七つのチャクラには虹の色が対応しているのです。
第一赤、第二橙、第三黄、第四緑、第五青、第六紺、第七紫、つまり虹の色と同じです。

この七色を使って体の治療をする、カラーパンクシャーという療法があるのをご存じでしょうか?色の波動を局部に与えミトコンドリアの働きを活発にさせ免疫力を高めるという治療です。ここではこれ以上詳しくお話は致しませんが、この治療はイタリアから始まったもののようですが、日本ではもっと昔、奈良時代から色による療法はありました。それは後程お話しします。

絹の染色 ピンク

さてこの三つの丹田ですが、この中の一つが第三の目と呼ばれる眉間にある第一丹田。二つ目が胸の第二丹田、三番目がへそ下の第一丹田です。

第一丹田は霊感、直観という感覚、第二丹田はその直感を自分の内部に落として判別する。最後に第三丹田に落とし込み、物事の選択をし結果を考え決定する。という順序で日本人は考えをまとめます。

この三つの丹田を駆使する民族は日本人にしか与えられていないようです。他の国の人たちは胸の第二丹田でのみ考える民族が多いようです。そのため結論を出す結果は早い。この場所は、私が、という「自我」の強いところなので「自分が出した自分の答え」となるわけで他に譲るという選択技は弱いです。

日本人はまず受け取ったものを「直観、霊感」で判別。そして胸に落とし納得できるかどうかを判断、さらに肚に落として結論を出す。
「日本人は何を考えているのかわからない」
「日本人はすぐ返事をくれない」
「日本人は結論を出すのが遅い」
ビジネスの場でこのように批判されることも多いでしょう。それに臆することなく三つの丹田を使っている人は成功をしています。というより多くの人に信頼を得ています。そして何より健康です。

絹の染色

なぜ三つの丹田を使うことが正しい結果が出るかと言えば、この丹田は宇宙とつながっているからです。こういうことを言うとオカルトぽいと思う人も多いかもしれませんが、日本人の最高の祖先縄文人は、宇宙の指示によって生活をしていたので1万5000年(3万年という説もある)とも言われる縄文時代に戦争が全くなく、発掘される遺跡の中でいまだ武器が見当たりません。
人と争わないということはどういうことでしょう。それぞれに「我」がないということではないでしょうか?すべての民が宇宙法則にのっとって生きていたということにほかなりません。多分これからの世界は、この三つの丹田を意識して宇宙の意思に沿って生きるという新しい時代に入っていくのだと思います。

もともと日本人はこの三つの丹田を使っていたのです。しかし、肉を食する、乳製品を取るというように欧米の食生活が中心になると、この三つの丹田を使うということが少なくなりました。と同時に常にイライラしている人、自信のない人が増えました。そういうことに思い当たる人は、まず食生活を変えて野菜中心にしたらいいでしょう。そして直観と胸にじんと来る暖かいことに触れ、しっかりと肚を意識しそこに「気」を集中して自分自身と会話ができたら、未来もしっかり見えてくるでしょう。


色で治療する、ということ


絹の染色 だいだい

明治23年ドイツから化学染料の輸入があるまで、日本の色は植物染料が主流でした。他に鉱物などの顔料を使うこともありましたが、季節の旬の植物から色をいただき、布をはじめその他の什器にも使っていたのです。

その時大流行をしたのが「紅花治療」でした。紅花は先ほどの第一チャクラの赤い色を出す花です。その染料を肌に塗りつけると毛細血管を刺激し、血の流れをよくします。そのためリューマチなどの関節を丈夫にする薬草として重宝がられました。現実に昭和40年代までは紅花治療院というのがあり、冷え性や不妊症、リューマチや関節炎、血の病の人たちが詰めかけているのを取材したことがあります。

第二チャクラのだいだい色は茜草の根からとれる色、これは体を温めるので下着によく使われます。
また黄櫨(こうろ・ハゼノキ)という樹皮が黄色の木から黄色の染液がでて、胃腸薬に、また傷口の化膿止めに重宝しています、第三チャクラですね。
第四ヨモギなど、第五山藍の青、第六藍玉の愛、第七紫草の根というように、植物からとった染液を病んでいる場所に着けたり、またその色に染めた布を当てたりして、わが先人たちはできるだけ自然のものを体に入れたり、身に着けて自然の力をいただいた生活をしていたので「即今只今」という心境の中で、落ち着いて自分の未来を創造できていたのだと思います。

日本人として日本の国に生まれたことの意味を認識すればおのずと次の道が見えるものです。

 
 
【執筆者プロフィール】
中谷比佐子(なかたにひさこ)
株式会社秋櫻舎代表取締役。一般社団法人日本元気シニア総研顧問。着物文化研究家。きものエッセイスト。
「着物が私をどう変えるか?」をきっかけに、着物を切り口に日本の文化を学び伝えている。『きものサロン』はじめ、着物雑誌の企画監修、執筆。風水の顔も。
ブログ:チャコちゃん先生のつれづれ日記

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