野村CEOに奥田氏=永井氏は会長―来年4月1日付

 野村ホールディングス(HD)は2日、永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)(60)が代表権のない会長に退き、後任に奥田健太郎・グループ共同最高執行責任者(COO)(56)が昇格する人事を発表した。2020年4月1日付で、約7年半ぶりにトップが交代する。古賀信行会長(69)は3月31日付で会長職を退任する。
 永井氏は12年8月、野村証券の情報漏えい問題でグループトップが辞任したのに伴い、CEOに就任。組織の立て直しを進めた。
 しかし、東証の上場基準見直しに絡む情報漏えいで野村HDなどが今年5月に行政処分を受けた。業績面でも苦境に陥り、19年3月期は海外事業の不振で巨額赤字計上を余儀なくされた。永井氏は「(不祥事による)交代への直接の影響はない」と発言。その上で「ビジネス再構築は順調に進んでおり、区切りとして次世代に任せることにした」と語った。
 奥田氏は企業買収など投資銀行業務に長く携わり、米州地域のトップとしてニューヨークに駐在するなど国際業務にも精通している。奥田氏は「経営判断を迅速化したい」と強調し、異業種を含む他社との協業についても「柔軟に考えていく」と抱負を述べた。 
〔写真説明〕記者会見で握手する野村ホールディングスの新CEOに就任する奥田健太郎・共同COO(左)と会長に退く永井浩二CEO=2日午後、東京都中央区


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