第163話 堅調に伸びる「暑さ対策」

株の神様から投資の極意を教えてもらっているTさんは、お金の話は社会に出てから大切なので、家族にもその内容をわかりやすく伝えています。今では、奥様のA子さん、高校生の長女Y、中学生の長男Sも投資に興味を持つようになりました。今日はいつものように、みんなで夕飯を食べながら投資の話になりました。


S:(テレビのニュースを見て)フランスで45.9℃だって。恐ろしいな。

T:全く。フランス観測史上最高の気温だそうだ。

Y:学校に行くのもしんどそうね。

S:最近は6月でも真夏みたいな日があるし、この先もっと暑くなるのかな?

T:地球温暖化で世界的に気温が上昇しているのは間違いないよ。気象庁によると、世界の年平均気温は1990年以降ずっと上がり続けているんだ。

A子:二酸化炭素など温室効果ガスが増えていることが原因と言われているけれど、今すぐどうにかできる問題ではないのよね。

T:その通り。将来的には、水素エネルギーなど、まったく二酸化炭素を排出しない新しい技術も普及するかもしれないけれど、電化製品やガソリン車を使用している限り、温室効果ガスをゼロにすることはできないからね。

S:そういえばこの前、学校の体育館でエアコンが使えるようになったんだ。

A子:よかったじゃない!この暑さで体育館の中にいたら熱中症が心配よ。去年も話していたけれど、

(第114話 熱い!投資(その1))

エアコンはたくさん売れそうね。

T:もちろん。エアコンの国内の出荷台数は増え続けていて、2018年には1,000万台を突破したんだ。家庭用はもちろん、体育館や施設に設置する業務用エアコンも堅調に伸びているよ。

A子:今全国で、小中学校の教室や体育館にエアコンを設置しているそうね。

T:そうなんだ。体育館は、地震や大雨などの災害時には避難所になることもある。東京都内でも、体育館はまだまだエアコンがないところも多く、現在急ピッチで設置を進めているところなんだ。

Y:避難所生活ではエアコンは命に関わる問題よね。

S:こんな暑い中でエアコンなしで授業なんて、よく我慢していたと思うよ。(自分で自分の頭をなでながら)ほめてあげたい(笑)

A子:でも、エアコンを増やしたら温室効果ガスも増えるんじゃない?

T:最近は、より温室効果ガスの排出を抑制した技術が採用されていて、地球温暖化の防止に製品開発で貢献しようとするメーカーもあるんだ。

S:どういうこと?

T:エアコンには代替フロンが利用されているけれど、今は「低温暖化冷媒R32」という、よりオゾン層を破壊しない代替フロンが開発されているんだ。

A子:地球環境にやさしい新しいエアコンが普及するといいわね。

T:それから、あまり知られていないけれど、この代替フロンを利用するためには「イソノナン酸」という冷凍機油原料が使われるんだ。こういう原料も今後の需要増が期待されているよ。

A子:「イソノナン酸」って初めて聞いたわ。大手メーカーだけでなく、こういう原料を作るメーカーも注目するといいのね。

T:その通り。これから、消費税の増税を前にした駆け込み購入もあるし、東京オリンピック・パラリンピックの暑さ対策も進めていかなければならない。国内のエアコン需要はしばらくは増えていくだろうから、投資先として期待できるね。

A子:うちも今年、エアコンを買い換える予定よ。ここ最近、効きが悪くなっていたのよね。

T:さすが、我が家の設備投資のタイミングを逃さないね。これで家での勉強に集中できるな!

S:そうきたか(笑)

Y:それとこれは別よ(笑)

(この項終わり。次回7/17掲載予定)

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