国内需要「なお堅調」=海外経済の減速注視-黒田日銀総裁

 日銀は15日の金融政策決定会合で、現行の大規模緩和策の維持を決める一方、輸出と生産に関する景気判断を下方修正した。記者会見した黒田東彦総裁は「輸出や生産には海外経済減速の影響が見られる」としながらも、「国内需要は堅調だ」と強調。引き続き海外経済の動向を注視していく考えを示した。
 日銀は会合後の公表文で、日本経済の現状について「緩やかに拡大している」との判断を維持。その上で、これまで「増加基調」としてきた輸出と生産に関する判断を「足元では弱めの動き」などの表現へ修正した。
 黒田総裁は会見で、日本経済は「所得から支出への前向きな循環は働いており、景気拡大の基本的なメカニズムは変化していない」と述べた。中国や欧州を中心に海外経済が一段と落ち込めば、「堅調な内需に影響を与える可能性は否定できない」としつつ、「海外経済がどんどん下振れる可能性は低い」と指摘。日本も緩やかな成長が続くとの認識を示した。 
〔写真説明〕記者会見する日銀の黒田東彦総裁=15日午後、日銀本店


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