英離脱、長期延期も視野=首脳会議で議論へ-EU

 【ブリュッセル時事】英議会が29日に迫った欧州連合(EU)離脱の延期を要請する政府提案を可決したことを受け、EUは21、22両日にブリュッセルで開く首脳会議で延期の可否を議論する。EUは英国に「正当な理由」を迫る姿勢だが、短期間での事態打開が見通せない中、1年を越えるような長期延期も視野に入れている。
 「英国が離脱戦略を考え直し、合意形成のために必要だと判断するなら、EU27カ国に長期の延期を受け入れるよう要請する」。トゥスクEU大統領は14日、ツイッターで長期延期の検討を表明した。
 英政府は20日までにもう一度、英議会に離脱案を諮り、通過すれば残りの批准作業に必要な時間確保のために6月末までの短期延期をEUに要請する方針。ただ、否決された際に要請する期間はまだ明確ではない。
 EUは「できることは全てやった」(バルニエ首席交渉官)との立場で、延期容認には従来の議論の延長ではない「明確な展望」(マクロン仏大統領)を求めている。
 しかし、混迷を極める英議会が短期間で方針転換し打開策で一致できると見る向きは少ない。アイルランドのコベニー外相は14日、長期延期は英国に「熟考する時間」を与えるとして、2020年末までの延期の可能性に言及した。 


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