中国首相、対米関係改善に意欲=日中韓FTA合意に前向き

 【北京時事】中国の李克強首相は15日、北京の人民大会堂で記者会見し、貿易摩擦により悪化する米国との関係について「曲折はあるが、前進する流れは変わらない。共通の利益は立場の違いよりもはるかに大きい」と述べ、関係改善に意欲を示した。李首相は「(貿易)協議で互いの利益となる成果の実現を望んでいる」と強調した。
 李首相は、中国政府が企業に他国の情報を監視するよう求めているかどうか聞かれ、「中国の法律に合っておらず、中国のやり方でもない。現在もしていないし、将来も決してしない」と否定した。
 また、締結交渉中の日中韓自由貿易協定(FTA)に関して「世界で保護貿易主義が台頭する中、高い水準の協定ができれば3カ国のいずれにとってもプラスだ」と語った。今年の日中韓首脳会談は李首相が議長を務めるが、日程など交渉の詳細については言及を避けた。また、日中関係の現状についても発言しなかった。
 2月末にベトナム・ハノイで行われた米朝首脳会談については「接触しないよりは、する方が良い。積極的な要因をとらえ対話を進めるべきだ」と指摘。対話を通じて核問題の解決を目指すべきだという立場を重ねて訴えた。 
〔写真説明〕記者会見で質問に答える中国の李克強首相=15日、北京の人民大会堂


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