離脱延期、EUに要請へ=英議会が大差で可決

 【ロンドン時事】英議会下院(定数650)は14日午後(日本時間15日未明)、29日に迫った欧州連合(EU)離脱を少なくとも6月末まで3カ月間延期することをEUに要請する政府提案を賛成413、反対202の大差で可決した。政府の離脱案はこれまで2度にわたって否決されてきており、期限までに離脱の準備を整えるのは困難と判断した。議会は13日に「合意なき離脱」の拒否も表明済みで、懸念された月末の混乱は回避される公算が大きくなった。
 離脱の延期はEU加盟国首脳の全会一致で決まる。EUは21、22の両日、ブリュッセルで開く首脳会議で諾否を判断する見通しだ。ただ、EUに残留する期間をどの程度にするかは英国内で意見が割れている。調整に手間取れば延期決定に支障が出る恐れもある。
 EUは5月に欧州議会選挙を行い、次期議員の任期は7月に始まる。選挙に参加しない英国は「6月末までに離脱するのが望ましい」というのがメイ首相の立場だ。 
〔写真説明〕14日、欧州連合(EU)離脱延期に絡み投票を行うロンドンの英下院(AFP時事)
〔写真説明〕14日、ロンドンの官邸を出て下院へ向かうメイ英首相(AFP時事)


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